中卒の不安は3タイプに分かれる【心理学×経験で深掘り】

こんにちは！

こうくん。です。（詳しいプロフィールはこちらから）

「なんとなく不安…」「中卒って、やっぱりヤバいのかな…」

こんな気持ち、僕もずっと抱えていました。

でもね。

その「漠然とした不安」って、実はただのモヤモヤじゃなくて、心理学的に3つの種類に分けられるんです。

で、この3つさえ押さえれば、「自分の不安ってどこから来てるんだ？」が分かるので、対策もスッと見えてきます。

というわけで今回は「中卒の漠然とした不安」についてです。

そもそも、なぜ中卒は「漠然とした不安」を抱えやすいのか

まず大前提として、「不安を感じやすい自分」 を責める必要はありません。

なぜなら、中卒という属性は「社会のラベルになりやすい」 からです。

例えば、

こういう環境が続くと、「もしかして自分ってヤバい？」って、漠然とした不安が生まれてくるんですよね。

でも、その正体を分解すると、ほとんどの悩みはこれから紹介する3つに分類できるわけです。

僕自身も昔は何となく「中卒ってヤバいよな～」くらいな不安は抱えていたけど、明確に不安の原因が分かっていませでした。

人って分からない事に恐怖を感じやすいので、「何となく不安」っていうのが10代の頃続いていたわけです。

けれども、「3つの分類」を知ってからは、自分の不安の原因がわかるようになったので、よく分からない不安は消えました。

今現在、「中卒で何となく不安だけど原因がわからない」って人は参考にしてみてくださいね。

【タイプ1】仕事・収入の不安：社会的比較のワナ

対応する心理学：社会的比較理論（フェスティンガー）

中卒が最初にぶつかる不安が 「仕事」なんですよね。

僕自身もそうだけど、学歴がない場合の仕事は男性の場合であれば「肉体労働」とか、やっぱり偏る傾向があります。

今の時代は学歴を必要としないクリエイティブな仕事も増えてきていますが、基本的には同じような悩みを抱えていることが多いはずです。

というのは誰もが一度は考えたことがあると思います。

ここで心理的に起きているのが、「社会的比較」 です。

人は無意識に、自分と近い人を比べてしまう生き物。

だから、同世代の友達が大学へ行ったり、会社で後輩が自分より学歴高かったりすると…

「自分って、やっぱ負けてる？」と感じてしまうんですよね。

でも、大事なのは 「比較の対象を変えること」 なわけです。

この「縦比較」に切り替えるだけで、不安はかなり減ります。

昔の僕も貧困から中卒になったので、とにかく「給料」というものに強いこだわりがあったんですよね。

ここで話したような「社会的比較」がものすごくて、常に同年代との「給料」と比較していました。

例えば、ネットで「○○歳平均年収」とかよく調べていたし、求人欄では募集年齢や学歴を比較して、給料の相場を調べてみたりしていたわけです。

とにかくお金への執着が強く「中卒から働いているんだから同年代より高い収入じゃないと」という謎のこだわりが強くありました。

けれども、常に他人と比較している生活って疲れるんですよね。

こう思うようになってからは「自分が成長して前へ進んでいけばいいや」って考えになったので、常に気を張っていた生活から抜け出すことができました。

今ではすっかり周りと比較しないで自分のペースで進んでいくので、よく「マイペースだね」なんて言わたりします。（笑）

【タイプ2】認められたい不安：承認欲求×自己効力感

対応する心理学：マズロー／自己効力感（バンデューラ）

中卒の人が意外と苦しむのが、「褒められたいのに、褒められない苦しさ」です。

例えば、

これ、不安の正体は 「承認欲求」 なんですよね。

そしてもう1つが 自己効力感（自分はやればできると思える力）になります。

学歴が低いと、成功体験が少なくなりがちで、「やっても無駄か…」と感じやすくなってしまうんですよね。

だからこそ、小さな成功体験を自分で作る ことが大事になります。

こういう積み上げが「自分はやればできる」を作り、不安の根本を変えいってくれるわけです。

今の僕は自己啓発が習慣化しているので「小さな成功体験」が何度もあるけど、習慣化できるまでは「こんな事やってて意味があるのか？」って思う時期があったんですよね。

資格の勉強だと「資格を取れるように勉強する」って明確な動きかた（勉強方法）ができるけど、自身の成長を目的とする自己啓発って「何をどう勉強したらいいか」わからないんですよね。

近くにメンターになるような人もいなかったので、手当たり次第に本を読んだり、通信学習をしたり無駄を繰り返しながら、「社会で役立ちそうなもの」を感覚的に掴んできました。

まぁ、学びは好きなので楽しかったんですけどね。

で、そうこう自己啓発を繰り返していくうちに、考え方がまとまり始め仕事で成果が出るようになってから、「自分もやればできるんだ」って自信に繋がっていったわけです。

学歴のない中卒でも簡単に出世できる

【タイプ3】アイデンティティ不安：「自分って何者？」

対応する心理学：自己認知理論／ラベル理論／ゴーレム効果

僕のような中卒の人は特に、「自分ってなんの価値があるんだろう？」というアイデンティティの不安を抱えがちになります。

ここで起きているのが、

という心理現象なわけです。

つまり、「学歴が低い＝自分も低い」と誤解してしまうんですよね。

でも本来、学歴なんて 属性でしかないわけです。

確かに企業に入る事だけにフォーカスしたら学歴は重要になってきますよね。

僕が中卒だからマウントに聞こえてしまうかもしれないけど、学歴はその人自身の性格じゃないし、能力そのものでもありません。

ここに気づくと、「学歴に縛られない生き方」 が見えてきます。

僕自身も昔は「自分が無能」に感じて仕方なかった時があって、その時はとくに自己成長の為に努力しているわけでもないし、「どうせ何やってもダメ」みたいな思い込みがありました。

けれども、結婚をして家族ができて「家族を養っていかなければいけない」って責任感が出てきたことをキッカケに、自分の「どうせ何やってもダメ」的なマインドを壊すことができたんですよね。

その後は、さっき話したけどガムシャラに行動して、自分に価値を感じられるようになっていったわけです。

不安の正体が分かれば、対策も変わる

あなたの不安は、この3つのどれか？それとも複数か？

不安を言語化できると、やるべき行動がハッキリします。

仕事への不安なら

→ スキル・資格・転職活動
→ 年収は“職種”で決まると知る

これは学歴のレールから外れた中卒でも自己啓発でどうにでもなります。

年収を上げたければ条件の良い企業に転職したり、スキルを磨きたいのであれば、スクールや書籍などでいくらでも勉強できる環境が今の時代です。

自分の現在地を確認して、1つずつ階段を登っていくイメージで進んでいけば不安は、解消されると思います。

承認欲求なら

→ 小さな成功体験の積み上げ
→ SNSやブログで発信して承認ルートを増やす

人なら「誰かに褒められたい」「誰かに認められたい」って欲求があると思います。

そりゃ、常に否定ばかりされていたら気分が悪くなりますよね。

承認欲求って「成功」とかSNSをバズらせるとか大きなものじゃなくてもいいわけで、人に「ありがとう」と言ってもらえるようなことでいいわけです。

例えば、街中で道を譲ってあげたり、ほんの小さなことで案外「承認欲求」を満たせたりできます。

アイデンティティなら

→ 固定マインドセットから成長マインドセットへ
→ 自分の価値を“学歴以外”で定義する

学歴を気にして「自分は無能」って思い込んでしまうかもしれないけど、何事も簡単には大きな変化はなく、コツコツ続ける事で必ず変化がおきます。

例え学歴にコンプレックスがあったとしても、自分の変化を感じられるようになれば、「学歴がないのなら別の方法を考えよう」とポジティブに動けるようになっていくはずです。

学歴じゃなく「伸びる思考が人生を決める」成長マインドセットの話

おわりに

今回は「3つの心理現象による不安」についてでした。

僕自身高校にすら進学していない中卒で、ずっと迷って、悩んで、見えない不安を抱えたまま生きてきました。

でも、結婚して20年、子育て、仕事、自己啓発…

学歴ではなく コツコツ積み上げ続けた人生 が、僕をここまで連れてきました。

不安があるのは、「諦めてない証拠」 です。

そして、

「不安の正体を知る」 だけで、人生は動き出します。

あなたの未来は、学歴ではなく、今日の一歩で変わる。

一緒に、積み上げていきましょうね。

では、そんな感じで、

この記事が「参考になった！」って方だけでいいので、SNSの登録、記事のシェア、活動の応援をしてくれると嬉しいです。

以上です！！

ありがとうございました。