こんにちは!
こうくん。です。(詳しいプロフィールはこちらから)
僕は高校受験せずに中卒の道を選択しました。
当時の僕は周りに相談する人もなく本当に不安で仕方なかった。
僕が中卒社会人になった20年以上前は今みたいにネットが普及しているわけでもなく、情報源は身の周りにしかなかったので、「生き方」を参考にできるようなメンターとなる人を見つける事ができませんでした。
このような状況の中で僕は自分で模索しながら、手探りで生き抜いてきたわけです。
そんな経験から、このブログでは当時の僕が「こんな情報知りたかった」というような内容で作る事を心掛けてるんですよね。
今回は役に立つような情報ではないけど、僕が中卒になった理由を深掘りして書いていこうと思います。
普段は全くといっていいほど学歴の話しはしないので、リアルな人間関係では本当に僕が中卒になった理由を知っているのは妻くらいしかいません。

まぁ、そもそも「なんで中卒なの?」なんて興味をもつ人をがいないですけどね。笑
というわけで、興味がある人だけ読み進めていってくれたら嬉しいです。
中卒になった僕の家庭環境

僕が育った家庭環境は何とか「ご飯は食べていけてる」けど、娯楽にはお金を回す余裕はないような、いわゆる貧困家庭でした。
まぁ、中卒の人にはよくある家庭環境だと思います。
子供の頃の僕は、服など近所の人にもらったり、兄のお古だったり、食事も一匹の魚を家族でわけて食べたり、外食や家族旅行なども当然なかったので、一般的な家庭からすると生活水準が低い状況だったわけです。

よく友達に「いつも同じ服きてるね」とか「持っている物ボロボロだね」とか言われたりしてましたよ。
そりゃ、新品じゃないんだから、キレイじゃないでしょ!
子供って自分達と違うものに対しては過度に反応するから、結構キツイ事言ってくるんですよね。
このような生活の中、僕の家庭が金銭的に余裕がなかった理由は、両親が無職だったから。
父親はもともと外に働きには出ていたらしいだけど、僕が物心つく頃には、手のケガで就労できる状態ではなくて、自宅で母親と内職をして生計を立てていました。
今だと在宅ワークって一般的に普及してきているけど、当時は内職の収入で子育てしている家庭は僕の周りには一人もいませんでしたね。
これも、またいちいち突っ込んでくる子がいるんですよ!
「なんでいつもお父さんお母さん家にいるの?」って。
答えるのが段々面倒になってきたので、小学校高学年の頃には父親を「おじいちゃん」って設定にして、父親はいつも働きに出ていることにしました。
見た目的に覇気もなく若々しさもなかったので。笑
内職はおもちゃのシール貼りとかやっていたけど、あんなの一つやって何銭とかですからね!?
よく母親が内職した代金を受けとりに行くときについて行ってたりしてたんだけど、約30年くらい前で13~15万くらいでした。(その他の収入源に父親の手が不自由なので補助金などの援助があったかは不明ですが)
「内職で13~15万だったら良くない?」なんて思うかもしれないけど、毎日朝6時~夜の8時くらいまでやってですよ?
小学校生の頃、僕がちょうど登校する時間くらいにトラックで新しい内職の搬入と出来上がったものの回収にきてたけど、よく父親が「仕事ある分だけお願いします」って交渉している姿を見ていて、子供ながらに何とも言えない違和感を感じていました。
その後、中学生になった僕は、だんだんと自分の家の置かれている状況を理解できるようになってきたわけです。
で、父親は働けない状況だっていうのはわかっていたので、生活に余裕がないんだから「働きに出れば?」とある時に母親にすすめたんですよね。
社会経験のない中学生でも内職よりはパートで働いた方が稼げる事くらいはわかります。
すると、母親は「今まで専業主婦できたし、ご近所の目もあるから」って返答でした。
もうね、そんなちっぽけなプライドなんていらないですよ。
家で内職をしているとはいえ、父親はマメな性格なので身の回りの事は自分でするし、ご飯だって作るわけですから。
母親が働きに出れない理由は本人自身の問題だったんですよね。
なんかしらの理由はあったんだと思うけど、当時の僕は全く理解する事ができませんでした。
いくら子供でも親の性格までは変えられない
よく「親ガチャ」なんて言葉があるけど、子供は親の影響をもろに受けるじゃないですか。
子供だと自立できないので、状況を自分の力で変えることができません。
親を責めても仕方ないんだけど、当時はかなり不満ばかり言っていました。
実際に自分で家庭を持ってみても、今だに働きに出なかった母親の行動は理解できないですね。
うちの状況を知ったご近所さんが、よく母親にパート先を紹介してくれてたのに断っていましたし。
「父親が家にいて母親が働きにに出ている」っていう構図が恥ずかしかったのか知らないけど、子供からしたらそんなの関係ないですからね。

当時、僕がなんか核心をついたような事を言うと親はすぐ怒っていました。
なるべくして中卒になった

自分が40代になって子育ても一段落してから、よく考えてみると僕は「なるべくして中卒になった」のかなと。
物心がついてから「習い事したい」「新しい自転車欲しい」「どこか遊びにいきたい」などの事は、お金を理由に反対されていたので小学校5~6年生くらいの頃には「何言ってもダメだ」って考えになっていました。
その頃には「お金がない=何もできない」という意識が根付き始め、いつのまにか口癖が「働けるようになったら働いてこの家を出て行ってやる」でした。

無職の親を見て育った僕は、周りの子と同じような生活をするならサラリーマンと思っていたので、小学校の卒業文集に将来の夢は「サラリーマン」って書いたら先生が不思議がっていました。笑
すでに小学生の頃に「働く」という事に意識が向いていた僕は、中学を卒業すると同時に就職して働き始めたわけです。
先生や仲の良かった友達にも家庭の事情はあまり話していなかったので、僕が「高校には行かない」ってなった時には軽く騒ぎになりましたね。
真面目ではないけど、そこら中で悪さをしているタイプでもないし、陰キャでもないし、不登校でもないので、先生からしたら「何を考えているかわからない」って感じだったんでしょうね。
この頃の僕は、口には出さないけど、お金がない事を理由に選択肢を狭められてきた事や、自分の力だけでは現状を打破できない苛立ちからか、子供らしさみたいなものはなかったのでよく「年のわりにはなんか考え方が現実的だね」なんて言われていました。
そりゃ、小学生の頃から「なぜお金がないと好きなことができないんだ?」「なぜうちにはお金がないんだ?」「お金を稼げるにはどうしたらいい?」などの現実的な問題に思考を使っていたんだから、子供らしさはなくて当然だと思います。
僕的には早く働いて自分で稼ぎたいと思って就職したわけだけど、高校に進学したヤンキーに「調子乗ってんじゃねぇぞ?」なんて言われたけど、彼からしたら「働く=すごいこと」のように思ってたんでしょうね。
普通に考えて好きこのんで中卒で働く人っていないと思うだけどな…
そこまで成績も悪い方じゃかなったので、「○○高校の推薦出すから考え直したら?」なんて先生に言われたけど、断固拒否で学校側が中卒で就職先探すの難しかったようで、自分でハローワークに行って相談して仕事を見つけた感じです。
まぁ、初仕事の話はここでは割愛します。(需要があったら記事にしようかな?)
親に進学を反対されたわけではないので、僕の意思で中卒になったので、そこまで悔いはない感じです。
自分でいうのはおかしいけど、20歳で結婚して家を出るまで働き始めてから毎月家に5万円いれていて総額300万ほどになっているので多少は親孝行したかなと思っています。
思考は現実になる
ナポレオンヒルの言葉で「思考は現実化する」というのがあります。
ナポレオン・ヒルはアメリカの自己啓発作家です。
まさに、子供の頃の僕の思考は実現されたわけです。
小学生の頃から早く「自分の置かれている環境から抜け出したい」と頭の中で繰り返し考え、中学を出てすぐ働き始めたじゃないですか。
今、思えばもっと大きな夢を繰り返してた方が良かった気がします。笑
けれども、思考の現実化は身をもって経験しているので、大人になってからは「なりたい自分をイメージして」自己成長に利用しています。

今現在、中卒を理由に悩んでいる人はなりたい自分を強く想像し、セルフイメージを強めて現実化させてみてください。すぐには結果はでないけど、必ず良い方向に好転し始めますよ!
教養の低い親だと子供も低い教育を受ける

自分で子育てをして感じたのが、「親自身の教養が低いと子供への教育レベルも低くなる」です。
中には自分が教えられない部分を学習塾などの、教育を行ってくれる場所で、自分では教えられない知識を教えてもらう親もいますよね。
この「学びの大切さ」は僕自身、気付けたのは20代前半くらいだったので、子供の頃に気付けていたらまた違った人生になっていたかもしれません。
子供だと社会経験がないので気付きにくい環境なので、やはり親の影響が大きいわけです。
自分の両親を全否定するわけではないけど、生活に余裕がなかったせいか、基本的には社会の不満を常に口にしているような環境で僕は育ちました。
家の中は負のオーラで包まれている感じです。
例えば、ご近所の悪口を言ったり、僕が何かやりたい事を伝えても「そんなのやる意味がない」など、基本的には否定しかありません。
このような環境で育った僕は、自分で社会に出ていろんな人に出会うまで、親と同じよう思考をしていました。
今では社会に出てからこそ、教養や学びの大切さを身をもって気付けましたが、幼い頃から高い教育を受けることができれば、スタートの位置が変わるので遠回りせずにいけますよね。
本当に中学を出て働き始めた頃の僕はひねくれてました。
進学している先輩にちょっと高圧的な態度を取られると

「学校の学費って自分で払ってるんですか? え? 親なんですか?」
「親のすねかじってるのにずいぶん偉そうですね!」
なんて、嫌みばかり言ってました。笑
本当にくだらないですよね。
働き始めた当時は「中卒」に対する世間の風当たりと自分はただお金に困らない生活がしたくて、働いているだけなのに「なんでこんな扱いされなきゃいけないんだ?」という思いが強かったです。
この頃から誰にも悩みを相談できない僕は、自問自答をよくするようになって、現状を変えたければ「自分が変わるしかない」という思考になりいろんな知識を得ようと学びに興味を持つようになりました。
一番身近な大人が親
子供にとって一番身近な大人って親なんですよね。
もちろん、教育するのも親なので、子供は自分の分身みたいなものだと思います。
子育てをした事がある人なら分かると思うけど、何でも親の真似事をするじゃないですか。
良いことも悪いことも子供は本当に親の事をよくみているものです。
だからこそ、お手本になれるような行動を親は心がけるべきだと思います。

僕はもう自立してからの人生の方が長くなったけど、今だに「親の言葉」や「考え方」を思い出す時があります。それだけ、子供にとって親の影響は大きいんですよね。
おわりに
今回は僕が中卒になった理由でした。
僕だけに限らず中卒の人って皆それなりの理由があって学歴のレールから外れてるんですよね。
関係のない人からしたら「それがどうした?」って感じかもしれないけど、僕らは苦労しながらもがいて必死に前に進んできているわけです。
自己責任な部分もあるかもしれないけど、「中卒」ってだけで中身も見ずに偏見をもたないで欲しいと思います!
では、そんな感じで、
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以上です!!
ありがとうございました。

