こんにちは!
こうくん。です。(詳しいプロフィールはこちらから)
最近、「中卒の現状」「中卒の厳しさ」「中卒のキャリア」のようなテーマを発信しているキャリアアドバイザーや発信者を、よく見かけるようになりました。
発信自体が悪いとかじゃなく、僕が疑問に思ったことが「中卒ではない人もいる」ってことなんですよね。
例えば、人材会社の人が「中卒だと求人数が少ない」とか、専門域の発言なら理解できます。
けれども、中卒でもない人が「中卒のキャリア形成」や「人生を語っている」から不思議に感じてしまうわけです。
というわけで、今回は中卒でもない人が「中卒を語る」という謎について考えていきたいと思います。

補足しておくと、僕は「中卒じゃない人は語るな」と言いたいわけではありません。
ただ、実際に中卒として生きてきた側から見ると、「少しズレている」と感じる発信があるのも事実なんですよね。
今回はその「ズレ」の正体について、当事者の視点から整理してみたいと思っています。
中卒について全体を整理したい方は、こちらのまとめページもどうぞ。
外から語ること自体は間違いではない

まず前提なんだけど当事者以外が中卒について語ること自体は間違いではないと思っています。
- データ
- 現場経験
- 支援の実績
こうしたものをもとに、情報を整理してくれる存在は必要になるわけです。
社会的にわかりやすい指標などのデーターは当事者だけが語れるという話でもないと思うんですよね。
ただ、データで見えるものと、実際に生きて感じるものは少し違うじゃないですか。
統計では見えない「空気」みたいな感覚的なものが中卒にはかなりあります。
ここは当事者の体験がないと、どうしても抜けやすい部分なのではないかなと。
けれども、テンプレみたいに「中卒だと苦労します」「中卒だと低収入です」とか不安を煽るばかりで、発信している人自体の「体験が」見えてこないんですよね。
いつもブログを読んでくれている人ならわかると思うけど、僕の記事には全て「経験」が入っています。
想像で書いてる記事なんてありません。
中卒でもない人で「中卒になってしまった時の解決方法」みたいなのあるけど、中卒の人間からしたら「的がズレている」ってのが多いんですよね。
否定をしたいわけではなく、単純に中卒でもない人が「なぜ解決方法わかるのって?」って思うわけです。
僕は中卒で家庭を持って子育てまで完了したけど、自分の人生経験の中では中卒関連の悩みって、ネットやSNSの軽い情報で解決する気がしないんですよね。
これは中卒で試行錯誤しながら生きてきた経験なので、自分の中ではかなり信憑性が高いと思っています。

中卒って仕事の問題だけじゃなく、
- 自己肯定感の問題
- 人間関係
- 家庭環境
- 金銭感覚
のようなものが全部つながっていたりするんですよね。
だから「この方法で解決できます」と簡単に言い切れない部分があると僕は思っています。
でも「当事者の感覚」とはどうしてもズレる

実際の中卒じゃない人の言葉って、どうしてもズレる部分がありますよね。
中卒の現状って、数字や制度だけじゃなく、
- 周囲の空気
- 見下される感じ
- 中卒になった理由
こういう言語化しにくい感覚が大きいと思うんですよね。
ここは、実際に経験した人でないと分からない部分が多いわけです。
僕は貧困を理由に中卒になったので貧困コンプレックスだけども、中には学歴コンプレックスの人もいるので、中卒の闇は意外にあります。
※僕に貧困に対する考え方は下記の記事でまとめています。
どうしても、リアルな中卒の情報とは違いますよね。
イメージとしてはスポーツをしたこともない人がトレーニング方法とかを語るようなものですかね?
実際に自分の身体で経験していないものを想像だけで語っていたら、「本当に大丈夫?」ってなってしまうじゃないですか。
善意でも、単純化されることがある

キャリアアドバイザーの多くは、善意で発信していると思います。
でも、実際に中卒側から見た感じだと、
- 分かりやすくまとめすぎる
- 成功・失敗を二分しがち
- 再現性を強く見せすぎる
こういうことが起きやすいように思うんですよね。
結果として、中卒の現実が少し単純化されてしまっているのかなと。
さらには、選択肢が狭くなってしまうし、「その方法しかない」というふうに固定観念が生まれてしまいます。
アドバイザーの人って、一般的なものを勧めるし、中卒の気持ちは考えたことはあるかもしれないけど、中卒となって行動をしたことがないですよね。
僕なんか常に自己判断で行動してきたから、中卒ではない人の言うことには、違和感を感じてしまうわけです。
そりゃ、中卒で生き抜く為にいろんなものを試してきてるわけだから、物事の「深さ」「浅さ」を見抜く嗅覚は磨かれてきてますよね。
「代弁」と「上書き」は違う

「代弁」と「上書き」は違うじゃないですか。
誰かの立場を代わりに伝えることと、その人の声を上書きしてしまうことは、似ているようで違います。
当事者の声があるのに、それよりも「専門家の解説」のほうが強く出てしまうと、中卒本人の言葉が後ろに追いやられることもあるわけです。
どうしても、社会的に信用の低い僕ら中卒の声って軽視されがちになってしまいます。
で、結局は中卒でもない「専門家」の意見が鵜吞みにされてしまうわけです。
全てが噓だとは思わないけど、当事者の声の方がリアリティがあって、参考になることは多いと思います。
後は再現性の問題ですかね。
僕のような中卒が経験で言っている事と、イメージで言っている事では、大きな違いがあるじゃないですか。
例えば中卒の僕が「大学は必要ない」なんて発信したら「なんでわかるんだ?」ってなると思います。
それと同じことです。
僕が大事だと思う距離感

もし中卒でない人が中卒の現状を発信するなら、
- 自分は当事者ではないと明示する
- 当事者の声を引用・紹介する
- 「全員に当てはまる」と言い切らない
この距離感があると、かなり信頼できますよね。
学歴がないと、どうしても社会では邪見にされやすいので、少しでも良い情報があると反応しがちなわけです。
そこで、中卒でない人の信憑性の低い情報を真に受けてしまうと、精神的にキツイんですよね。
まぁ、発信自体は自由だけど、「経験を重視」して判断をした方がいいと思います。
僕のブログは中卒として生きてきた人生そのものなので、「中卒リテラシー」を身につける参考にはなるかなと。
ぜひ若い世代の人に参考にしてもらいたいです。
中卒の立場から思うこと

僕自身は、中卒でない人の発信を全部否定したいわけじゃありません。
ただ、中卒の話をするなら、中卒の声が主役であってほしいんですよね。
解説する人が前に出すぎると、現実とズレた安心や不安を与えてしまうこともあるわけです。
もうね、25年中卒やっていると情報の良し悪しみたいなの分かってくるんですよね。
で、これが若いとまだ人生経験の少なさから、判断が取りにくいと思います。
だって、自分よりも大人が言ってたら「そうなのかな?」ってなってしまうじゃないですか。
学歴関係なくそうだけど、社会では一発逆転のような、美味しい話はそうそうありません。
変化が目まぐるしい時代に中卒になった人の一助になれる存在で僕はいたいんですよね。
おわりに
今回は中卒でもない人が「中卒の現状について語る」についてでした。
何度も言うけど、中卒でもない人が中卒の現状を発信することは、悪ではないです。
でも、
- 誰の立場で
- どこまでを
- どういう距離感で
語っているのかは、見る側が一度考えたほうがいいと思います。
これは批判ではなく、情報を受け取る側のリテラシーの話です。
中卒の現実は、誰かの代弁だけで完結するものじゃない。
そんな視点も、あっていいと思っています。
では、そんな感じで、
この記事が「参考になった!」って方だけでいいので、SNSやYouTubeの登録、記事のシェアで活動の応援をしてくれると嬉しいです。
以上です!!
ありがとうございました。
もし、中卒や人生を「誰にも相談できないな」って感じているなら、下記に相談ページも用意しています。無理に何かを変えなくていいので、ただ読むだけでも大丈夫です。

