こんにちは!
こうくん。です。(詳しいプロフィールはこちらから)
ネットやSNSで、中卒の話題になるとよく出てくる例があります。
「どうせ工場勤務でしょ」「中卒=工場行き」みたいなやつです。
正直、この言い方にはずっと違和感がありました。
この記事では、
- 工場勤務を下げたい
- 中卒を擁護したい
そういう話ではありません。
なぜこの例えが「底辺の象徴」みたいに使われてしまうのか、その構造を整理します。
というわけで今回は、中卒の僕が実際に経験してきた「工場勤務」についてです。
まず前提:工場勤務は「底辺」ではない

最初に、はっきりさせておきます。
工場勤務は、
- 社会インフラ
- 生活を支える仕事
- 高度な管理・技術が必要な現場も多い
決して、「誰でもできる底辺職」ではありません。
それなのに、なぜこの仕事が雑に下げられる例えとして使われるのかが疑問なんですよね。
一言で「工場」と言っても、いろんな種類があるわけです。
よく、底辺職といわれる工場勤務って「誰でもすぐできる」ような事だと思います。
例えば、ライン工とかがそうですよね。
お弁当を詰めたりして、ひたすら「同じ作業」を永遠と繰り返すような「すぐに代替がきく」ような仕事とか。
これが悪いとかではなく、「必要なスキル」の問題になります。
これとは反対で、僕は金属加工で経験を積んできたのだけど、一人前になるには数年かかるんですよね。
こんな感じで同じ「工場勤務」といっても違いがあるわけです。
問題は「仕事」ではなく「使われ方」

違和感の正体はここだと思います。
工場勤務そのものではなく、工場勤務を「落ちた先」「失敗例」として使う言葉の使われ方が問題なわけです。
この例えは、
- 現場を知らない
- 働いたことがない
- 想像だけで語っている
ケースがほとんどです。
まぁ、僕のような中卒でも働ける職場だから「中卒=低学歴」「工場勤務=底辺職」って連想してしまうのかもしれませんよね。
決してマウントではないけど、工場勤務でも大卒の人もいるし「大卒だからすぐ仕事を覚える」っていうわけでもありません。
僕は現場の責任者として新人指導してた経験があるんだけど、ちゃんと学歴関係なく同じ環境下では誰もが「同じルート」を通ります。
とくに技術が必要な工場では「経験値」が強みになるので、例え大卒でもその差を埋めるのは簡単なことじゃないわけです。
でも、こういう事をいうと「大学出てまで中卒と働いている奴がヤバイ」ってあるけど、それは人それぞれの価値観だし周りが何か言うことではないと思っています。
中卒だろうが大卒だろうが必死に生きているわけですから。
なぜ「工場勤務」が選ばれやすいのか

理由はいくつかあります。
- ライン作業などイメージしやすい
- 学歴が不要と思われがち
- 個人差が見えにくい
つまり「一言でまとめやすい仕事」なわけです。
だから、雑なラベル貼りに使われやすいんですよね。
工場勤務でも正社員かアルバイトでも違ってきます。
どの業界でもそうだけど、アルバイトだと福利厚生が薄いし、収入も低くなりがちだから「工場勤務=底辺職」みたいなイメージが先行するんじゃないのかなと。
実際に物流倉庫とかアルバイトの大量雇用や日雇いなどもありますしね。
僕自身もそうだけど、工場勤務で家庭を持って生活をしている人って普通にたくさんいます。
しかも、それなりに「ゆとりが」ある生活をしているわけです。
僕は学歴がないので大手企業の工場では働いてないんだけど、今の時代に生き残っている小さな工場って「スキマ産業」だったりするので意外と利益が出ていたりします。
勤務形態も外回りの仕事とは違って、キッチリ時間で動けるので定刻にも帰りやすいし、冷暖房完備とかで環境的には悪くありません。
「底辺の象徴」は、安心のためのラベル

ここ、心理的な話になります。
人は、
- 自分は落ちていない
- まだ大丈夫
と思いたい生き物じゃないですか。
そのために、「明確な下を作る」ってわけです。
で、工場勤務がその「仮想的な下」として使われてしまうのでないのかなと。
これは職業評価ではなく「感情の処理」だと僕は思っています。
僕が中卒で社会人になってから25年以上で、いろんな経験をしてきました。
「社会の底辺」というラベルを貼られて下から上を俯瞰して見てきた感覚から言うと「下がいることに安心感を持つ」って人が一定数いるんですよね。
なので、基本的には工場は「学歴不問」が多いので、低学歴が集まりやすい環境になりがちな事から「底辺職」と位置付けやすくなると思います。
中卒と工場勤務が結びつけられる理由

中卒の場合、
- 進学ルートに乗っていない
- 入口が分かりやすい
という理由で、工場勤務と雑にセットで語られやすい気がするんですよね。
でもこれは「中卒だから工場」ではなく分かりやすい例として消費されているだけなわけです。
僕がおかしいのかもしれないけど「中卒」というのを指摘されても何も感じません。
社会に出たばかりの頃は、何か「後ろめたさ」みたいなものがあったけど「自分軸」を持つようになってからは、本当に何も感じなくなりました。
「工場勤務が底辺職」と言われても、中卒は義務教育しか受けてないので専門的な知識がないじゃないですか?
だから入口がゆるい「工場勤務になりがち」って答えになるので「理にかなっている」って判断になるわけです。
僕にも言えることだけど「工場勤務」は自分の選択の結果になりますよね。
僕が感じる一番の違和感

一番の違和感は、ここになります。
工場勤務で真面目に働いている人を誰も見ていないことです。
- 技術
- 責任
- 継続力
そういう現実は無視され「例え」として消費されるじゃないですか。
これはかなり乱暴な気がするんですよね。
後は、インフルエンサーなどのブランディング面で「工場勤務」が使われることがあると思います。
「高卒→工場勤務で手取り15万から成り上がった」みたいな「下」を協調する材料として、使われがちなのもイメージが先行してしまう原因なのではないかと。
収入で例えるなら上げる方法はいくらでもあると思うんですよね。
例えば、だいたい業種間での収入の限界値ってあるじゃないですか?
まずは、そこまで上げるスキルを身につけて、そこから派生させて、さらに自分を磨き上げていけば時間はかかるけど確実に貧困にはなりません。
考え方は人それぞれだけど、僕はコツコツ積み上げていくタイプなので、一発逆転は現実的ではないと考えています。
ラベルは現実を説明しない

「中卒=工場=底辺」この式は、
- 事実でも
- 分析でも
ありません。
ただの短絡的なラベリングなわけです。
現実は、
- 工場でも稼いでいる人がいる
- 工場でも詰む人がいる
- 工場以外でも詰む人はいる
職業名で人生は決まりません。
また、当事者の僕が言うとポジショントークに聞こえてしまうかもしれないけど、工場勤務で詰むってことはないんですよね。
さきほど、少し話したけど戦略的に動いていけば、少しずつだけど豊かにはなっていきます。
後は「自分が納得しているか?」だけだと思いますね。
じゃあ、どう距離を取ればいいか

ここまで話してきたような例えに出会ったら、
- 怒らなくていい
- 説明しなくていい
ただ、これは「現実の話じゃなくラベルの話だな」と、一歩引いて見ればいいだけです。
誰もがそうだけど、自分の中にないものを理解するには「経験」が必要になると思います。
否定しているのではなく「その世界を知らないだけ」と思うようにすれば、無駄に反応する必要もなくなりますよね。
例え「工場勤務=底辺だ」ってイメージがあっても、周りのイメージなんて自分次第でいくらでも変えていけると僕は思っています。
最終的に決めるのは自分の行動ですよね。
おわりに
今回は中卒の僕が考える「工場勤務」についてでした。
「中卒=工場勤務=底辺」という例えは、
- 工場勤務の実態も
- 中卒の多様性も
何も説明していません。
これは「分かりやすさを優先した雑なラベル」なわけです。
それ以上でも以下でもありません。
違和感を覚えたなら、それは正常だと思います。
現実をちゃんと見ようとしている証拠ですよね。
では、そんな感じで、
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以上です!!
ありがとうございました。
