こんにちは!
こうくん。です。(詳しいプロフィールはこちらから)
中卒の発信者って、どうしても「成長」「自己投資」「努力」みたいな言葉が多くなるんですよね。
僕もよく使うから、人のこと言えないんだけど、正直、ずっと「成長モード」でいるのしんどくないですか?
「もっと頑張らなきゃ」
「置いていかれるんじゃないか」
「中卒だから成長して当然」
誰かに言われてるわけでもないのに、何となくだけどこんな焦りを僕はずっと背負っていました。
でも最近、ある心理学(というか脳科学)の考え方を知って、少し肩の力が抜けたんですよね。
それが、「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」というもの。
わけわからん聞いた事もない言葉だと、難しそうに見えるけど簡単に言うと「ぼーっとしてる時に、脳は勝手に片付けしてくれている」ってやつです。
というわけで、今回は「中卒の成長とデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」についてです。
休んでるのに、脳は勝手に整理してくれている

デフォルト・モード・ネットワークって、人が何もしていない「ひとりごとモード」の時に働く脳のシステムのことなわけです。
- 散歩してる時
- お風呂入ってる時
- ベッドでゴロゴロしてる時
- なんとなくスマホを置いた瞬間
こういう時に、脳は勝手に情報を整理したり、感情を落ち着かせたり、「これからどうしよっかな?」って未来の計画をぼんやり作ったりしてるんですよね。
つまり、休んでるように見えて、実はめちゃくちゃ成長してる時間なわけです。
これを知った時、僕は少し救われたんですよね。
「休む=止まる」じゃなくて、「休む=脳が勝手に前に進めてる時間」だったから。
この脳の仕組みを上手く利用すると、「休んでいるのに成長している」って最大効率で進むことができるんですよね。
よく、根性論で「これだけ頑張った!」みたいな我慢くらべに力を入れている人いるけど、よく休んだ方が結局は脳にも身体にも優しいわけです。
以前の僕は何かとせっかちで「焦っている」ような感じだったけど、この考え方を知ってからは、インプットしたら必ず休むようにしています。
休むといっても長時間ではなく、10分程度手を止めたり、どうしても眠い時は30分程度寝たりするだけで、頭が軽くなるんですよね。
かなりリフレッシュするので常に走り続けている人には、ぜひ「休憩」を取り入れてもらいたと思います。
中卒ほど“休むこと”に罪悪感がある問題

これは僕がずっと感じてることなんだけど、中卒って「止まること」にめちゃくちゃ罪悪感を持ちやすくないですか?
とくに「人生変えたい」のような向上心がある人は尚更です。
なぜかというと、
- 学歴で評価されにくい
- 結果でしか見てもらえない
- 成長してないと「やっぱり中卒か」と言われそう
こんなプレッシャーがあるわけです。
だからこそ、頑張りすぎて、逆に疲れきって動けなくなる人が多い気がします。
さっきも話したけど、DMNの考え方を知ってからは、「休む時間も必要な作業工程なんだな」と思えるようになったんですよね。
料理だって、漬け込む時間が必要だったりトレーニングだって、筋肉痛の時に休むからこそ強くなるじゃないですか。
成長って、アクセルだけじゃなくて休憩も含めて「セット」なんだと思いますね。
昔の僕は自己啓発が趣味なんで「毎日何かしら学ばないと」って思い込みが強くて、仕事の都合で何もできない日があると、「何もしていない自分はダメな奴だ」って悪い事をしたような気持ちになっていたわけです。
けれども、DMNの考え方を使うようになってからは、休んでいる間でも「今は脳が情報整理の時間」って思えるようになったので自分に対する嫌悪感のようなものがなくなりました。
休むときは「ぼーっとする時間」をわざと作った方がいい理由

休むといっても、「YouTube見ながら」、「ご飯食べながら」、「SNS見ながら」ってよくありがちだと思います。
けれども、これって実は休んでるようで脳は休めてないんですよね。
DMNを働かせる一番のコツは、「あえて何もしない時間を作ること」なわけです。
例えば、
- 散歩で手ぶら
- 風呂でスマホを置く
- 5分だけ目を閉じる
- コーヒー飲みながら外を見る
これくらいで十分になります。
すると不思議と、
「そういえば、あのブログの記事こうしたほうがいいな」
「なんか無駄に焦ってたかも」
「来週はこの作業だけやろう」
みたいに、勝手に整理がついてくるわけです。
これって全部、DMNのおかげなんですよね。
本当に効果があるので「ながら」休みではなく、本気でダラダラするくらいがちょうどいいと思います。
デジタルネイティブ世代には大変かもしれないけど、休む時は「スマホを触らない」でゆっくりしてみてください。
僕が休む時はイスでボケーっと足組んでそっぽを向いているような休みかたをしています。
慣れるまで変な感じかもしれないけど、「何もしない」って時間を作るのは大事ですよ。
成長に疲れた日の“逃げ道”を持っておくと折れない

僕は最近、自分にこう言うようにしています。
「休むのも仕事」
これ、ほんとに大事なんですよね。
社会的に評価のされにくい中卒だからこそ、「頑張らなきゃいけない」って気持ちは強いけど、それだけで突っ走ると、いつかガス欠になってしまいます。
大事なのは、走ることと休むことのバランスなわけです。
むしろ、休んだからこそまた走れるようになります。
焦りながら無理やり進むより、時々ぼーっとして、脳に整理してもらったほうが、結果的に成長が早かったりするわけです。
これは、身をもって経験しているんですよね。
30歳の頃、このブログとは違うけど、本業以外に毎日、情報発信に勉強や副業をしていたら、鬱っぽくなってしまいました。
常に「やらなきゃ、やらなきゃ」「成長しないと、成長しないと」で精神的にまいってしまい、吐き気がするようになって仕事に行けなくなってしまったわけです。
この時はメンタルクリニックでケアしてもらって、薬を飲む寸前で回復できたからよかったけど、当時の職場に行けなくなってしまって転職することになった経験があります。
なので、僕のように自分を追い込んでも頑張り続けてしまうタイプの人は、「休む」という事を必ず入れて欲しいです。
おわりに
今回は「中卒の成長とデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」についてでした。
デフォルト・モード・ネットワークの話を知ってからは、「休むことへの罪悪感」がだいぶ減りました。
成長ばかり意識して疲れた時こそ、あえてぼーっとしてみてほしいと思います。
あなたが知らないところで、脳はちゃんと前に進めてくれています。
だから、たまには休んでも大丈夫。
それも含めて、ちゃんと成長なんですから。
では、そんな感じで、
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以上です!!
ありがとうございました。
