こんにちは!
こうくん。です。(詳しいプロフィールはこちらから)
今回は中卒の必需品の「高卒認定試験(以下、高卒認定)」の概要から取得の為の勉強方法をお伝えします。
高校に進学していない中卒の僕でも完全に独学で取得できたので、しっかりと勉強すれば誰もが取れるので、この記事を参考にまだ持ってない人はサクッと取得してしまいましょう!
高卒認定が必要な人とそうでない人

冒頭で「高卒認定は中卒の必需品」って言ったらけど、必要でない人もいるのも事実です。
僕自身は必要だと感じたので取得しました。
高卒認定が必要な人は中卒でサラリーマンをしている人。
時代の変化が早い今の時代で一つの会社で勤め上げる人はほとんどいないと思います。
そんな中、いざ中卒の僕らが転職をしようと思ったら、「学歴が足りない」って問題に直面することが多々あります。
例えば、今までの経験を活かして同業種に転職しようとしても、求人条件が「高卒以上」とかで応募ができないって事があるわけです。
知識や経験が十分にあったとしても、面接すら受ける事ができません。
僕自身、このような経験をキッカケに高卒認定を取得しました。
これとは反対に高卒が必要ない人とは「学歴とは無縁」の仕事をしている人や関係のない生活をしている人です。
例えば、自分でビジネスを立ち上げて生活が成り立っている人や、中卒で結婚して専業主婦(夫)の人とかだと必要性が低いですよね。
とは言え、持っていても損はしません。

僕が思うに多くの社会人が車の運転免許証を持っているように「高卒認定」も中卒なら持っている感覚ですね。
高卒認定について

高卒認定試験(通称:高認)は、高等学校を卒業していない人が「高校卒業と同等以上の学力」を持つことを証明するための国家試験です。
合格すれば、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。以前は「大検」と呼ばれていました。
僕の経験上だと年配の人だと「高卒認定」じゃ通じなくて、「大検」って言えば通じる感じでしたね。

昔の大検は難しかったらしいので、持ってると年配者に「すごい」とか言われたりありました。高卒認定はそれほど難しくないんですけどね。笑
受験資格
- 年齢制限なし
 - 学歴に関係なく誰でも受験可能
(ただし、中学校卒業程度の学力は前提だけど、僕は数学などは小学生レベルから復習したりしてても合格したので、基本的には優しめな試験です。) 
試験実施時期
- 年2回(8月・11月)
 - 文部科学省が実施
 
年に2回試験を受けられるので計画が立てやすいし、モチベーションの維持に繋がりますよね。
例えば、年に1回の試験で不合格になってしまった場合、次の試験まで丸1年空きがあるので、精神的にキツイです。
学力的には十分合格圏内の力があったとしても、合格するまでそれなりに勉強は続けるので、時間の無駄にもなってしまいますし。
試験科目一覧
| 教科 | 必修/選択 | 要件 | 
|---|---|---|
| 国語 | 必修 | 1科目合格 | 
| 地理・歴史(世界史A・B、日本史A・B、地理A・B) | 必修 | その中から1科目合格 | 
| 公民(現代社会/倫理+政治・経済) | 必修 | 現代社会1科目 または 倫理+政治・経済(2科目) | 
| 数学 | 必修 | 1科目合格 | 
| 外国語(英語) | 必修 | 1科目合格 | 
| 理科(科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎) | 選択 | 以下のいずれかを満たすこと。 1. 「科学と人間生活」+ 他1科目(計2科目) 2. 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から3科目(計3科目)  | 
※2026年度(令和8年度)第1回試験からは、新教科「情報」が必修として追加される予定です。
試験科目は変更になったりするので、受験の際は必ず文部科学省のサイトで最新情報を確認してくださいね!
ちなみに僕が高卒認定を取ったのは2014年なので、今とは少し内容が違っています。
下に僕の合格科目を載せておきます。
- 国語
 - 世界史A
 - 地理A
 - 現代社会
 - 数学
 - 科学と人間生活
 - 地学Ⅰ
 - 英語
 
の計8科目です。
「現代社会」が今でいう「公共」の位置付けとなっています。
合格基準
- 各科目40点以上/100点満点
 - 全科目合格で「高卒認定合格証書」が交付される
 - 一度合格した科目は次回以降の試験で免除可能(科目合格制度)
 
合格基準はそんなに厳しくないと思います。
4割くらいの正解で合格できるんだから、一つの科目でしっかりと50点とれるように勉強しておけば、かなりの確率で合格できますよね。
僕は評点がBとCばかりだったので、だいたい50点前後での合格でした。
また、一度合格した科目は免除になるので、時間のない人でもコツコツ科目を取って高卒認定試験合格をすることができるわけです。
僕は働きながらだったので、合格するまでに1年弱かかっていて、科目合格制度を利用して2回目の受験で合格しています。
難易度
- 高校1〜2年レベルの基礎内容
 - 高校の定期テストよりやや易しい
 - 合格率は40〜50%前後
 
先ほど「合格基準は厳しくない」って言いましたが、合格率も比較的に高いし、出題範囲も基礎的な内容なので、勉強さえすれば本当に誰でも取得可能なわけです。
僕は高校受験もしてないし、塾にも通った事のないので、学力的にはかなり低い方です。
それでも、独学で勉強して1年弱で合格できています。
数学なんかは小学生レベルの算数問題からやり直したりしてますし。
僕は高校に進学していないので、高校生の基礎内容を学んだ経験なんてありません。
それでも合格できているんだからしっかりと「やるべき事をやれば合格できる」ってのが分かるはずです。
高卒認定試験のメリット

- 学歴は「高卒」にはならないが、大学受験資格を得られる
 - 早ければ16歳で大学受験資格を取得可能
 - 就職や資格試験に有利になるケースもある
 
一般的によく高卒認定のメリットは上記のようなもんですよね。
ここでは、実際に高卒認定試験を持っている僕が感じたメリットを紹介します。
結論から言うとネット上に転がっている情報ほど「メリットはない」と思います。
でも、中卒であるなら必ずといっていいほど、持っておいた方が資格だと言えます。
要は高卒認定を持っているってだけでは武器にならないけど、「選択肢を増やしてくれる」っていうとこが強みだと僕は思います。
僕自身も上記のように高卒認定試験を通信制大学の入学に使ったり、転職の時に利用したりと、一般的な感じで使ってるけど本質的には大学に入学したり、転職するだけでなく「その先」の為に必要なわけです。
大学にいって何を学ぶか? 転職して何を身につけるか??
単純に資格として持ってるだけではなく、派生して広げて考えていくとものすごく中卒の僕らにとっては有用な資格なわけです。

高卒認定はサラリーマンで生きていくのなら活用しやすいですよね。
高卒認定の勉強方法

中には以前の僕のように中卒になった時から「勉強なんて全くしていない」って人にむけて、僕が独学で勉強してきた中で「良かった」て感じている勉強方法やマインドの持ち方を紹介します。
いくら「高卒認定を取ろう」と意気込んでいても、普段から勉強をする習慣がない人にとっては「勉強する事自体が辛い」ですよね。
よく物事が習慣化するまでに「○○日はかかる」ってのがありますが、個人的には「勉強したい時にすればいい」って考えです。
だって、本当に高卒認定が「欲しい」って思っているのなら、誰に言われるわけでもなく、勝手に行動をするはずです。
例えば、僕のように働きながら全科目受験して合格を目指すとすると、年単位での学習期間が必要となってくるので、「自分で考えて行動」できなければ、日頃から勉強習慣がない場合、モチベーションを維持するのが難しいと思います。
僕は自己啓発が趣味な感じでもあるので、普段から学びの時間があって学習が習慣化されているので、学習を始めた初期の頃に意識していた事を一つ紹介します。
僕が意識していたのは「自分のデスク(勉強する空間)をちゃんと作る」ということです。
要は「環境作り」が大切だと思うんですよね。
人は誰しも何かをしようとしても「面倒くさい」と感じてしまう時があります。
それは勉強も同じで、いくらやる気があっても体調などで、どうしてもやる気が出ない時だってあるわけです。
そんな時に役立ってくれるのが、「環境」なんですよね。
自分のデスクがスイッチの変わりになってくれます。
不思議な感覚なんだけど、やる気がない時でも、デスクにいくと「よし!」って気持ちが変わるんですよね。
ぜひ、「高卒認定の勉強を続けたい」って思うのなら勉強する空間(勉強しかしない場所)を作ってみてください。
中には「デスクなんかないって人もいると思いますが」僕はデスクトップPCでトリプルモニターにしているので、それなりのサイズのデスクを使っているけど、小さいものならAmazonとかでいくらでも安い物はあります。

勉強中はスマホなどの集中力jが途切れるようなものは近くに置かないようにしましょう!
理解できない問題に出会った時の対象方法
高卒認定の勉強をしていて必ず理解できない問題が出てきます。
そんな時に独学で勉強していると教えてくれる人がいないので、問題解決に時間がかかってしまうんですよね。
これは、かなり僕も悩んだし、無駄な時間を費やしました。
例えば、数学である問題を解こうとしても、どこでつまづいているから分からないから、調べるポイントも分からなくて中々前に進めないわけです。
こんな時は一度分からない問題を飛ばして、他の理解できるところの学習をする方が効率がいいです。
「分からないものを後回しにして理解できるようになるのか?」なんて思うかもしれないけど、試験勉強ってテキストを何周もするじゃないですか?
その過程で理解できていない部分が明確に分かるようになって、「どこを調べればいい」というのがわかるようになってくるので、無駄な時間を過ごさなくて済みます。
後は必修科目は「誰でも簡単に理解できる」みたいな優しい感じのテキストを用意しておくといいと思います。
案外、基礎中の基礎が理解できていないって事もあります。
ちなみに僕は、数学に関しては小学生レベルから復習して、英語に関しては中1レベルからやり直しました。笑
他には今の時代はChatGPTとかあるんで、勉強に活用できると思います。
僕の時代はChatGPTとかなかったので、分からない数学の問題をヤフー知恵袋で質問したりしてたんだけど、回答してもらった、「途中の式がわからない」ってのがありました…
おわりに
しつこいようだけど、高卒認定試験は「勉強さえ続けられれば誰でも取れる」資格だと思います。
高校に進学していない僕ですら取得できたんですから。
何か分からない事などあったら僕に相談くれてもかまいません。
では、そんな感じで、
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以上です!!
ありがとうございました。

